大足女子会などで、みなさんの足を見せていただいて、思わず口にしてしまう言葉。
それは「今までよく闘ってきた足ですね~(涙)」です。
闘ってきた相手は……もちろん、あの24.5cmというハードルをもつ「窮屈な靴たち」。
たぶん多くのみなさんが(窮屈だけど、痛いのは最初だけだから…これにしよう)と買ってみたことがあるんじゃないでしょうか。
実は私も高校時代までは24.5cmのローファーを履いていたんですよ。
でも本当は26.5cmの足ですから、もうつま先をバレリーナみたいに丸めて。
ローファーなのにトゥシューズ。
それでも半年くらい履くとだんだんと足になじんできて。
でも、靴自体は全く違う形になってしまっていて。まさにイラストみたいな感じ。
あんなに痛い思いしたのに、履きやすくなったらコレ?
と私もよくがっかりしたものです。
特にね、飲み会で座敷に上がったときなんかに、この靴が女の子たちの小さい靴に囲まれたときは悲劇でしたね。
だって、一足だけ「叩きすぎたステーキ」みたいだったもん(実話)。
その教訓を踏まえて、私が心から思ったこと。
それが「置いてあっても美しい、履いていても美しい」そんな靴が作りたい! だったんです。
だからChoushoeの靴ではそんなことも意識してフィッティングをしています。
さて、では今回から3回にわけて靴を型崩れさせにくくするための方法を
- 靴の選び方
- 靴の履き方
- 靴のメンテナンス(裏技あり)
の三つの点から書いてみたいと思います。
では、さっそく。
型崩れさせにくい靴の選び方
- 足の幅だけでなく、足囲を把握しておく。
靴の型崩れにはいろいろなタイプがありますが、おそらく一番多いのが「横がだらしなく広がってしまう」
このタイプだと思います。前述の、脱いだら叩きすぎたステーキ状態。
なぜこの状態が起きるのか? それは皆さんもうすうす感じ取っていますよね……そう! それは
自分の足の幅より履いている靴の幅のほうが
圧倒的に狭いからなんだーー!
え、そんなことはわかってる? だからいつも足幅EEEの靴しか選んでない。それでも広がっちゃう、なぜか靴の幅がっ!!!
そーですよね。確かに幅をちゃんと合わせたのにまだきついことってあります。
そこでもう一つ注目してもらいたい足のサイズがあるんです。それは、
足囲なんです。
足囲ってなんだったか、前にも書きましたが、もう一度図で確認してみましょう。
この図の②が足囲で③が足幅です。
つまり、幅だけ測ると平面的にしかわからないのですが、足囲を測ると横幅のサイズが「立体的に」わかるんですね。
例えば、同じ足幅110㎜の女性でも、足囲は240mmの人もいれば260mmの人もいます。つまり、足が平べったいひとと、肉厚の人、二人がまるっきり同じ靴をはいて、二人ともぴったりくるわけはないんです。
ですから、靴を型崩れさせないために重要なのは足幅ではなく「足囲」なんです。
足の指自体は痛くないのに、なんだか指の付け根から甲にかけて痛かったり、しびれたりするという方、その靴は足囲が合っていない可能性があります。
じゃあ、どうやって足囲を測ったらいいの? という方。もちろん上図のように柔らかいメジャーを回して自分で測ることもできますが、測るときに注意してほしいのは、親指の付け根と小指の付け根を外周で通るように測るということです。
測るの自信がないわ~、という方は、来月無料測定会で私が測らせていただきますので(測定したデータは差し上げます)遠慮なくいらしてください^_^